エコキュート修理サービス対応歴15年
エコキュートの修理・点検・施工など長年の現場経験の知識を活かし、
エコキュートのスペシャリストとして当ブログの記事監修を担当。
エコキュート修理サービスのスペシャリストとして
エコキュートの各メーカーの最新情報を常に共有、修理や施工の研修も受講済み
記事公開日:2023年11月26日 / 最終更新日:2025年6月2日
エコキュートから水漏れを起こしている時、どのように対処したら良いかわからずに、パニックになってしまうことがあるでしょう。特に、配管やホースからの水漏れは、応急処置をしなければずっとお湯や水が出て続けてしまうため、エコキュート本体や室外機の故障の原因にもなります。
ここでは、エコキュートの配管から水漏れを起こしている場合の応急処置方法についてご紹介していきます。
目次

エコキュートの配管には、大きく6つの配管があります。それは、以下の配管になります。
それぞれの配管について詳しく見ていきましょう。
ヒートポンプ配管は、ヒートポンプと貯湯タンクを結ぶ配管で、エコキュートの配管の中でも最も劣化しやすく、水漏れなどのトラブルが発生しやすい配管です。タンクからヒートポンプへ水を、ヒートポンプからタンクへお湯を運ぶための配管です。
貯湯タンクからお風呂やキッチンなどの蛇口に向けてお湯を送る配管です。ヒートポンプで作られたお湯を貯湯タンクから各所に送ります。
水道メーターから敷地内の水道配管を通ってタンク下の給水接続口までの配管になります。
フルオートタイプのエコキュートに繋がった2本の配管で、湯はりや保温、また追い焚きをするためにはお風呂の中の冷めたお湯を回収し、そのお湯を温め直すなど循環する配管になります。お風呂と貯湯タンクをつなぐ役割を持っています。
エコキュートの仕組みとして、利用していると結露が発生し、ヒートポンプから必ずその結露水が排水されるようになっていますが、その排水を助けるのが「ドレン配管」です。ただし、寒冷地などでは利用されていません。
エコキュートから排水される水は、ヒートポンプから出るものと、貯湯タンクから出るものと2つあります。

エコキュートで水漏れが起きたとき、どのような症状が出るのかをまずは確認していきましょう。
配管から水漏れしている場合には、目視で確認することができます。配管接続部や、配管の途中から水漏れをしている状況が目視で確認できるため、配管から水漏れしていることが分かった場合には、早急に対処しましょう。
エコキュートで水漏れが発生すると、室外機の周りが常に濡れているような状態になります。室外機内部から水漏れをしている場合も、室外機の中にある見えない配管から水漏れしている場合も考えられますので、早急に対処しましょう。
水漏れが発生したとき、お湯が使えなくなる場合があります。エコキュートから水漏れすると、配管からの水漏れなどの場合、エコキュートがお湯を作ることやお湯を送ることができなくなり、お湯が使えない状態になることがあります。また、エコキュートの本体内部からの水漏れにより、制御基板などエコキュートが稼働するのに重要な部分に水がかかり、ショートしてしまうという最悪な状態にもなりかねません。
エコキュート内部で水漏れが発生していることが分かった時点で、すぐに対処することがおすすめです。
水漏れが発生すると、エラーコードが表示されることがあります。エコキュートにはさまざまなエラーコードがあります。温度の異常検知や、配管の詰まり、制御基板の不具合、水圧の異常などさまざまな症状によってエラーコードが異なりますが、その原因の一つにエコキュートから水漏れしていることが挙げられます。
エラーコードが表示されて原因が不明の場合、水漏れが原因になっていることがありますので、エラーコードが表示されたら、お近くのエコキュート修理専門業者に相談してみましょう。
エコキュートの水漏れが起きると、水道代や電気代がいつもより高くなります。エコキュートの配管などから水漏れが起きることによって、エコキュートはお湯を補充するために水をお湯に変えて貯湯タンクに貯めるようにします。水漏れが起きることでこのサイクルが早くなり、水を多く使うことになります。そして、お湯を沸かす頻度が高くなるため電気代や水道代が高くなります。
エコキュートの稼働を止めても水道メーターが回る場合には、エコキュートから水漏れが発生している可能性がありますので、専門業者に相談してみましょう。

次に、エコキュートの配管から水漏れしてしまう原因について確認していきましょう。
エコキュートの配管から水漏れを起こしている場合、原因の多くは「経年劣化」にあります。経年劣化する理由は、エコキュートの配管は元々熱に強い素材でできていますが、永久的に耐久性があるということはありません。
長い間使い続けていることで、内部の熱や紫外線などの影響により経年劣化していきます。
定期的なメンテナンスを行うことで、このような経年劣化による水漏れは防げるでしょう。
北海道や東北地方など、積雪が多い地域などでは、冬の間は氷点下になることも多く、エコキュートの配管が凍結などによって損傷してしまうことがあります。寒冷地仕様のエコキュートの場合には、このような凍結防止の機能がついていたりしますが、それでも普段の使い方によっては配管が凍結し、その凍結によって配管が損傷してしまうということもあります。
このような損傷によって傷がついた部分から、水漏れを起こすということがあります。
エコキュートが設置されているスペースを、別の用途で使いたいと思ったとき、自分でエコキュートを移動してしまう場合があります。しかし、エコキュートを自分で移動する場合にはリスクがあり、元々施工・設置されていた際に取り付けられていた配管がズレて、そのズレた場所から水漏れを起こすということがあります。
エコキュートを元の設置場所から移動したいときには、自分で移動しようとせず、設置してくれた業者や、プロの業者に依頼することがおすすめです。

次に、エコキュートからの水漏れが確認できた時、配管以外からの水漏れとして考えられる原因を確認していきましょう。
エコキュートから水漏れしている原因として、配管以外にエコキュートの寿命によって部品が経年劣化してしまい、水漏れしているということが考えられます。エコキュートの寿命は10年~15年と言われており、10年以上経っているエコキュートをお使いの方は、寿命によって水漏れなどが発生していることがあります。
エコキュートはさまざまな部品で構成されている精密機械です。制御基板をはじめとするあらゆる部品で経年劣化が起こります。経年劣化した部品をそのまま使うことで水漏れ以外にもさまざまなエラーが発生し、エラーコードが頻発することがあります。そのような場合、エコキュートの寿命が近づいてきたものとして、エコキュートの交換自体もご検討いただく必要があります。
エコキュートのメンテナンスを普段から行わずにいると、エコキュートの寿命を短くしてしまうことがあります。普段から掃除やメンテナンスを行うことで、エコキュートを長く使い続けることができます。エコキュートの水漏れしている原因として部品の劣化などが挙げられますが、それらはメンテナンスを日々行うことで避けられるかもしれません。
また、メンテナンスを日ごろから行うことで水漏れしていることにも気づき、早期の対応ができるでしょう。日々メンテナンスを行っていないと、水漏れしたことにも気づかないまま、水道代や電気代が高くなってしまうことがあります。
ご自身でのメンテナンスが難しい場合には、専門業者に相談して定期的にメンテナンスしてもらうようにしましょう。

次に、水漏れした場合になぜ応急処置が必要なのか、その理由と考えられるリスクを確認していきましょう。
エコキュートからの水漏れを放置すると、電気代や水道代が掛かり続けるというリスクがあります。水漏れを放置することで常に水が流れてしまい、お湯が排出されてしまう状態になり、常に水道代が掛かり続け、お湯を沸かすため電気代がかかり続けてしまいます。
特に電気代は昨今値上がりしているため、家計へのダメージが大きくなってしまうことでしょう。
エコキュートの水漏れを応急処置せず放置してしまうと、漏れている水がエコキュートのほかの部分を濡らしてしまい、最悪の場合エコキュートの買い替えが必要になるケースがあります。
エコキュートの電気系統に水が流れてしまうと、エコキュート本体が故障してしまう原因になります。また、配管以外の部分に水が排出することで、劣化を早めてしまうことがあるため、エコキュートの水漏れが確認できた時点で、応急処置しましょう。

次に、配管から水漏れが起きた際に行うべき応急処置について確認していきましょう。
エコキュートの配管から水漏れを起こした場合、修理に時間が掛かる場合があります。業者に連絡しても水漏れした状態のまま待っているとほかの部分に影響を及ぼしかねません。
そのため、応急処置方法として、給湯器の運転停止をすることがおすすめです。
給湯器の運転を止める場合、本体の漏電遮断器でエコキュートの電源をオフにすることができます。配管からの水漏れが確認できたら、まずは貯湯タンクの漏電遮断器で電源をオフにするようにしましょう。
次に、漏電遮断器の場所が分からなかったり、反応しなかったりする場合には、エコキュート手前のブレーカーを落とすという方法もあります。漏電遮断器の場所が分かれば、そこからの操作で電源をオフにすることが一番ですが、それができない場合には屋内のエコキュート専用もしくは屋外のエコキュート専用ブレーカーを落として運転を停止させましょう。
給湯器の電源をオフにしたら、止水栓を閉めたり、元栓を閉めたりするようにしましょう。
止水栓を閉めることによって、給湯器に水が入り込むことがなくなります。つまり、漏れる水の供給が止まるため、水漏れを一時的に止めることができるでしょう。
しかし、これはあくまでも応急処置になるため、根本的な解決はプロの業者などに依頼して調査・修理してもらうことが必要です。

次に、エコキュートから水漏れしている場合に、故障が原因ではないケースも確認しておきましょう。
エコキュートからの水漏れの原因の一つに、「膨張水」があります。膨張水とは、エコキュートが水をお湯に変えていく際に、温度が上昇することによって貯湯タンク内の水が約1%膨張します。この膨張した水のことを膨張水と呼んでおり、この膨張水が排水されることによって水漏れしていると感じるケースもあります。
ただ、この膨張水は水をお湯に変える際に必ず発生するものとなるため、エコキュートが故障して水漏れしているということではありません。この場合は、修理などは必要ありません。
エコキュートから水漏れする原因に「結露水」というものもあります。結露とは冷たい水の周りにある空気が冷やされて水になることを結露と呼び、その結露でできた水を結露水と呼んでいます。
エコキュートの仕組みとして、ヒートポンプユニット内で空気中の熱を取り込んでお湯を作っているため、その空気中の熱が奪われた状態のとき、冷えた空気になり、その時にできるのが結露水です。この結露水が水漏れのような形になって出てくることで、故障しているのではないかと感じるかもしれませんが、決して故障ではありません。

エコキュートの配管から水漏れを起こしている場合、購入したエコキュートのメーカーに連絡をしても、サポート外の可能性が高くなります。メーカーはエコキュート本体のトラブルや故障については詳しく説明してくれると思いますが、配管については設置業者に問合せしてもらう必要があるといった回答になるケースが殆どです。
そのため、配管からの水漏れが確認できた場合、メーカーではなく設置業者や修理業者に相談・依頼する方が、解決が早いでしょう。
元々の設置業者じゃなくても、エコキュートのプロの修理業者が存在しますので、即日対応してくれるような業者に相談してみると良いでしょう。

次に、エコキュートの修理業者を選定するポイントや注意点を確認していきましょう。
エコキュートの修理を依頼する先は、実績豊富な業者にすることが望ましいです。メーカーや製品などエコキュートの種類はさまざまです。それに合わせてエラーの内容もさまざまなので、実績がたくさんある会社の方が、各メーカーの対応に慣れているでしょう。
エコキュートはいつ故障するかわかりません。そのため、24時間365日対応している業者の方が、別の日に何かあった場合でもすぐに対応してくれるため、安心して依頼することができるでしょう。
エコキュートの修理の際に、事前に見積もりがもらえる業者へ依頼しましょう。見積もりがもらえない業者は請求のタイミングで高額請求される場合がゼロではないため、見積もりを出してくれる業者に依頼するようにしましょう。
訪問営業など、エコキュートが壊れていないので点検と称して自宅に上がる業者は悪徳業者の可能性もあるため、避けましょう。お近くのエコキュート修理専門業者に自ら電話などで相談するようにしましょう。

エコキュートの配管から水漏れが起きる原因として、経年劣化の可能性があることをご紹介してきました。経年劣化を少しでも防ぐのは、日々のメンテナンスです。次に、配管からの水漏れが起きないように、日ごろからできるメンテナンス方法についてご紹介していきます。
配管の中でも「ふろ配管」を洗浄するのに最も効果的で簡単なのは、自動洗浄機能を利用することです。ふろ配管は浴槽と直接つながっている配管のため、毎日入るお風呂のからの皮脂や湯垢などの汚れが最もつきやすい配管です。
この配管を毎日掃除するために役立つのが、配管の自動洗浄機能です。自動洗浄機能は、お風呂の浴槽に貯めたお湯を排水するタイミングで自動洗浄機能が実施され、ふろ配管の中にお湯を排出して配管を洗浄するというものです。
市販で販売されている風呂釜洗浄用の洗剤を利用して、自分で洗浄するという方法があります。追い焚き配管のタイプによって利用するものが異なりますが、洗剤を入れて追い焚きをすることによって、湯垢などが洗浄されて汚れや雑菌を除去することができます。
半年に一回ほどのペースで配管の洗浄をすることがおすすめです。
市販の洗剤を利用しても汚れが気になる方や、本格的にプロに洗浄してほしいという方は、定期的にプロの業者にメンテナンスしてもらうことがおすすめです。
市販の洗浄剤を利用しても落ちきれない汚れがあるため、2,3年に一度プロの業者に依頼して、ふろ配管の洗浄をしてもらうことで、毎日きれいなお湯でお風呂に入ることができます。何かあったときにもすぐ連絡しやすくなるため、定期的なメンテナンスはおすすめです。

最後に、エコキュートの配管を交換してもらうなどの工事が必要な場合、どのような工事が必要で、いくらくらい費用が掛かるのかをご紹介していきます。
エコキュートの配管工事は、エコキュート本体の配管交換や修理の場合と、ヒートポンプとタンクを繋げる循環配管を交換・修理するケースがあります。どちらも大体の耐用年数は10年ほどとなっており、経年劣化で交換することが一般的です。
エコキュートの配管工事を行う場合、どの配管を交換するかによっても異なりますが、作業代含めて30,000~70,000円迄と考えて良いでしょう。
配管工事には、配管を修理するものと交換するものがありますが、それぞれの部品によって値段が異なることと、状態によっては配管以外の部分の修理も必要になるため、一度見積もりをもらうことがおすすめです。

エコキュートから水漏れしているとき、水漏れ補修テープによって解決しようという方もいるでしょう。水漏れ補修テープは最適なのか?確認してきましょう。
水漏れ補修テープとは、その名の通り水漏れをテープで補修するという製品です。業者に連絡がつかないときや、すぐに解決したいときに自分で水漏れ補修テープによって応急措置できるというものです。
さまざまなメーカーから水漏れ補修テープは販売されており、エアコンやエコキュート、そのほかの様々な水漏れの応急措置として利用されているようです。
結論からお伝えすると、水漏れ補修テープによる対策はあまりおすすめできません。配管に水漏れ補修テープを貼って水漏れを防ぐことで、一時的に水漏れを止めることができるかもしれませんが、一時しのぎに過ぎないため、根本的な解決にはなりません。
また、配管に水漏れ補修テープを貼る際に別の部分を傷つけてしまったり、専門業者が修理をする際に邪魔になったりしてしまうことがあるため、自分で修理しようと思わずに、まずは専門家に相談することがおすすめです。

最後に、エコキュートの寿命について確認していきましょう。
先述しましたが、エコキュートの寿命は一般的に10年~15年ほどと言われており、メーカーや製品によって寿命は異なりますが、使い方によっても寿命は変化します。
どのようなエコキュートも10年以上使い続けると寿命が近づいている可能性があり、エコキュートの寿命が近づくと、水漏れやエラーコードが頻発したりします。エコキュートの内部の部品が経年劣化し、さまざまなエラーを引き起こすことになります。
エコキュートを10年以上使い続けていたときに、寿命だなと感じたら、エコキュート本体の交換も必要になります。エコキュートは定期的に交換する必要があり、いつかは買い替えなければならない日がきます。この高官のタイミングはエコキュートの製品によって異なりますが、エラーが頻発しているのに長持ちさせようと思っても、かえってコストが掛かる可能性があります。新しいエコキュートは節約機能なども充実しているものが多いため、早めの交換を検討されるのも良いでしょう。
ここまで、エコキュートの配管から水漏れを起こしている場合に、どのように対処をしたらよいか、応急処置の方法などをご紹介してきました。
エコキュートの配管から水漏れをしている場合、多くの原因が経年劣化によるものですが、経年劣化を防ぐために定期的な点検やメンテナンスがおすすめです。
もし、配管から水漏れをしてしまった場合には、今回ご紹介した応急処置を行い、プロの業者へ出ているエラーコードなどをメモしてから相談しましょう。水漏れの問題をそのまま放置していると、かえって修理が高くなるので注意が必要です。
エコキュート修理サービス担当
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