エコキュート修理サービス対応歴15年
エコキュートの修理・点検・施工など長年の現場経験の知識を活かし、
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エコキュート修理サービスのスペシャリストとして
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記事公開日:2024年8月30日 / 最終更新日:2025年6月2日
エコキュートを利用している方の中には、エコキュートの配管の寿命を気にしている方も多いでしょう。エコキュートが水漏れしてしまう原因の多くは、配管の劣化などによる配管からの水漏れです。
配管の寿命が近づいてくると配管が錆たり腐食したりして、配管に穴が開いてしまい水漏れの原因を作ります。このような配管の腐食や錆を防ぐには、定期的なメンテナンスが必要ですが、そもそも、配管の寿命はどれくらいなのか?について、今回は詳しくご紹介していきます。
エコキュートの配管の寿命が気になる方は、ぜひ参考にしてください。
目次

エコキュートの配管の寿命は一般的に10年~15年ほどと言われています。これは、エコキュートの寿命として考えられている年数で、エコキュートの寿命が配管の寿命としても考えられます。
エコキュート本体の寿命と同じように、配管の寿命もエコキュートの使い方によっても異なります。エコキュートの配管寿命はすべてにおいて同じタイミングで劣化するということはありませんが、大体10年以上の耐久性はあるでしょう。
定期的なメンテナンスを行い、配管洗浄などをマメに行っている場合は、配管の寿命も長くなるでしょう。一方でこのようなメンテナンスを行っていない場合は、エコキュートの寿命も短くなり、配管が早期に破損してしまったり劣化してしまったりすることがあります。

次に、エコキュートの配管の種類について確認していきましょう。
エコキュートの配管の中でもお湯をお風呂に送るために重要な配管が「ふろ配管」です。ふろ配管は貯湯タンクと浴槽の循環口をつなぐための配管で、フルオートタイプのエコキュートにある配管です。
フルオートタイプのエコキュートは給湯や追い焚きなど自動で行うことができるエコキュートで、お湯を送るために使われるのがふろ配管になります。ふろ配管は浴槽内のお湯を温め直すためにお湯を回収する役割もあるため、お風呂の中で落ちた皮脂など、汚れたお湯を回収するための配管となるため、配管の中が汚れやすくなります。
ふろ配管を定期的に洗浄することで、このような汚れも除去することができるでしょう。
給湯配管は、エコキュートの貯湯タンクからお湯を使うシャワーや浴槽、キッチンなどにお湯を届けるための配管で、高温のお湯が運ばれる配管となります。お湯を貯湯タンクから届ける役割のこの配管は、耐熱性がある配管となりHTVP管と呼ばれる配管の素材が利用されています。
エコキュートには、給湯配管と給水配管がありますが、お湯を運ぶのが給湯配管で、水を運ぶのが給水配管となります。
エコキュートの給水配管は、エコキュートの貯湯タンクと水道メーターからの水道をつなぐ配管のことで、お湯ではなく水を送るための配管となります。
給水配管はエコキュートに限らず他の給湯器などでも一般的に使用される配管のことで、給湯配管とはことなり、お湯を運ぶことはありません。
各蛇口などに水を送るための配管となります。
最後にヒートポンプ配管です。
ヒートポンプ配管はエコキュートのヒートポンプと貯湯タンクをつなぐための配管で、貯湯タンクからお湯や水を運ぶための配管です。
エコキュートの配管の中でも使用頻度が一番高い重要な配管となり、高温のお湯と低温の水が送られているため、耐久性が高い配管です。
ただ、外気にさらされる場所にあり、常に紫外線や雨風の影響を受けやすいため、劣化しやすい配管の一つとなります。
ヒートポンプ配管の素材は、「アルミ三層管」というパイプが使用されているケースが多く、金属強化架橋ポリエチレン管という管の素材が利用されています。
特徴としては、優れた耐熱性を持ち、高温の熱湯にも耐えられる強度を持っています。

エコキュートの配管が劣化してしまう原因・理由について確認していきましょう。
エコキュートの配管が劣化してしまう原因として、水質が適していないというケースがあります。エコキュートは水道水を利用して水をお湯に変える役割を持っていますが、地域によっては利用する水が地下水や井戸水などを利用するケースもあるでしょう。
この場合、水は飲料水の水質基準に適合しているものを利用する必要があるため、遊離炭酸は60mg/L以下、硬度は200mg/L以下のものを使用するなど、エコキュートの使用に適した水質の水を利用することが必要です。
このような基準から外れた水を使用している場合、配管だけではなくエコキュート本体にも影響を与え、故障につながることがあります。
エコキュートの配管の劣化を早めてしまう原因に定期的なメンテナンスをしていないということが挙げられます。エコキュートの配管は先述したように湯垢や皮脂などさまざまな汚れを含んだお湯を運ぶ役割の配管もあります。
そのようなお湯を通す配管をそのまま洗浄せずに使い続けると、汚れが配管に付着してそこから劣化してしまう恐れがあります。このような汚れを除去することによって配管の劣化を抑えることができます。
配管の汚れを落とすためには配管洗浄が必要となり、市販の洗浄剤でも洗浄できますが、プロの業者に依頼して洗浄する方がおすすめです。
エコキュートを利用する上で気を付けたいのは、エコキュートで推奨されていない入浴剤を利用することです。
例えば、とろみがついた入浴剤や硫黄や塩分、アルカリや酸などが含まれるような入浴剤、おもちゃなどが出てくるタイプの入浴剤を利用して、エコキュートの配管を詰まらせるといったことが考えられます。
このような入浴剤はエコキュートの種類にもよりますが推奨されていない入浴剤となり、エコキュート本体や配管の故障にもつながる可能性があるため、配管の劣化にもつながる場合があります。
エコキュートの配管が劣化する一番の原因と言えるのは、長年使い続けたための経年劣化です。経年劣化とは、その名の通り長い年数使い続けたことによって徐々に劣化して寿命を迎えてしまうというもので、10年以上使っている配管が経年劣化により破損したり錆や腐食してしまったりするようになります。
経年劣化を止めることはできませんが、経年劣化を抑えるために、定期的にメンテナンスすることが必要です。

寒い地域において、配管の寿命は短くなりやすいのでしょうか?凍結や寒さと配管の寿命について確認していきましょう。
エコキュートの配管は、さまざまな負担が掛かれば掛かるほど寿命が短くなります。直射日光が当たる場所や、強い風が当たる場所、配管が凍結するほど寒い環境では配管に負担が掛かり、エコキュートの寿命が短くなる場合があります。
エコキュートの配管を凍結させないようにするためには、配管の周りに保温材を使うことや、蛇口から水を出し続けることなどがあります。配管内の水が循環し続けているようにすると、川の水が凍りづらいのと同じように、配管の中の水も凍りづらくなるため、凍結防止になります。
万が一、凍ってしまった場合には、熱湯をかけてしまうと配管が破裂する可能性があるため、凍ってしまった場合には、昼間に解消されるのを待つか、ぬるま湯をかけるなどの対処をしましょう。
エコキュートの中には、寒冷地で使うように寒冷地仕様のタイプもあります。冬季に極寒の寒さになる地域にお住まいの方は、寒冷地仕様のエコキュートを選ぶようにしましょう。

次に、エコキュートの配管に寿命が近づいているサインについて確認していきましょう。
エコキュートの配管に寿命が近づいているサインとしてわかりやすいのは、エラーコードが表示されるようになることです。
エラーコードとは、エコキュートが不具合を起こしたり故障したりしたときに表示されるエラーメッセージのことで、配管が故障したり寿命が近づくことによって、このエラーコードが表示されることがあります。さまざまな異常を検知してエラーコードが表示されるため、配管の不具合などからもエラーが表示されることがあるでしょう。
エコキュートの配管に不具合が生じると、お湯が出なくなるといった症状を起こすケースがあります。エコキュートの配管がおかしくなったことでお湯が送れずにお湯が出なくなるといった症状です。
このような症状が出た場合には、エコキュートの配管に不具合が生じている可能性があります。
お湯が出なくなると同じように、お湯の温度調節ができなくなることもあります。
エコキュートの配管に不具合が生じることでお湯や水を正しく送ることが出来ず、お湯の温度が調整できないといった不具合が生じます。
エコキュートの配管に寿命が来たことで、エコキュートの運転中に異音が生じることがあります。配管の不具合や寿命が原因ではない場合もありますが、異音を感じるようになったらお近くのエコキュートの修理専門業者に相談してみると良いでしょう。
エコキュートの配管に寿命が近づいてくると、錆が生じたり腐食したりすることがあります。このようなエコキュートの配管に錆が生じると、錆びを含んだお湯が送られることがあり、このような場合は身体にもエコキュート本体にも影響を与え、故障や病気の原因につながるため早期解決をするようにしましょう。

エコキュートの配管に不具合が頻発し、寿命が来たとわかった場合には、どのように対処をすればよいのでしょうか。
エコキュートの配管の寿命を感じたら、まずはお近くのエコキュートの修理専門業者に相談しましょう。エコキュートの配管は再利用できるものもありますが、経年劣化などによって寿命が来てしまっている場合、新しい配管に取り換えが必要になります。まずは専門家に相談しましょう。

エコキュートの配管を交換する工事を行う場合、専門家による配管工事を行う必要があります。手順としてはヒートポンプユニットの水抜き、既存配管の取り外し、新しい配管の設置という流れになりますが、自分でDIYなどによって交換することは不可能なので、必ず専門業者に依頼して配管の交換をしてもらうようにしましょう。

配管工事に掛かる工事作業時間の目安としては、1時間~3時間程度となります。
ただし、配管の状態やエコキュートの状態などによっても異なるため、一概には言えませんが、配管の交換だけであれば数時間で作業は終わると考えてよいでしょう。

エコキュートの配管を交換する場合、費用としてはどれくらい見ておけばよいのでしょうか。エコキュートの配管を工事する場合、費用としては4~8万円程度(エコテックの場合は16,500円~)となります。ただし、エコキュートの状態や配管の状態などによっても費用は異なりますので、まずはエコキュートの修理業者から見積もりをもらうようにしましょう。

エコキュートの配管の寿命を延ばす方法を確認していきましょう。
エコキュートの配管の寿命を延ばすには、日ごろからふろ配管の洗浄などを行うことがおすすめです。ふろ配管は先述したように皮脂などの汚れを含んだお湯を運ぶことがあるため、ほかの配管よりも汚れやすい配管です。
このふろ配管を定期的に洗浄することで、ふろ配管の寿命を延ばすことができるでしょう。
ふろ配管以外にも、配管の寿命を延ばしたい場合は、プロの専門業者などに定期的なメンテナンスを依頼し、点検してもらうことがおすすめです。配管だけではなくエコキュート全体のメンテナンスをしてもらうことにより、エコキュートの寿命や配管の寿命を延ばすことができるでしょう。

エコキュートの配管に不具合が生じているのではないか、エコキュートの調子がおかしいと感じている場合、まずは専門家に相談しましょう。
エコキュートは精密機械のため、何かの不具合を感じたらプロの修理業者に依頼して点検・修理・交換などの対処をしてもらうことが必要です。
自分で修理しようとしたり交換しようとしたりするとかえって状態を悪くしてしまうことがあります。お近くの専門業者に相談しましょう。
ここまで、エコキュートの配管の寿命について、詳しくご紹介してきました。
エコキュートの配管にはさまざまな種類があり、それぞれの配管において劣化する理由はさまざまです。エコキュートの配管に寿命が近づいているときは、エラーコードが頻発したり、お湯が出なくなったり、温度調整が出来なくなるなどさまざまな症状が現れます。
エコキュートの配管の寿命を延ばす方法もご紹介してきましたので、ぜひ参考にしていただき、エコキュートをできる限り長く使っていただくと良いでしょう。
どうしても寿命が来てしまったときは、エコキュートのプロの修理会社に相談して、エコキュートの交換も視野に入れると良いでしょう。
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