三菱エコキュートのエラーコードC29はコンプレッサー・サイクル系異常！解決策や修理費用について

三菱エコキュートの利用中にエラーコードC29が表示されてしまい、困っていませんか？エラーコードC29はコンプレッサー・サイクル系異常（負荷過大）を示しており、エラーの原因を解決する必要があります。

この記事では、三菱エコキュートのエラーコードC29について、エラーの原因や解決方法、修理費用についてなど詳しく解説します。

三菱エコキュートのエラーコード一覧をご確認されたい方は、以下のページもご参照ください。

■三菱エコキュートのエラーコード一覧

三菱 エコキュートのエラーコード別 原因と対処法と修理費用目安

三菱エコキュートのエラーコードC29について

三菱エコキュートのエラーコードC29はどのようなエラーなのでしょうか。エラーコードC29の内容や、C29が表示されたときの症状など、詳しく見ていきましょう。

三菱エコキュートのエラーコードC29とは？

三菱エコキュートのエラーコードC29は、コンプレッサー・サイクル系の異常を示しており、ヒートポンプユニットの基板交換やインバータの基板交換などが必要になる可能性があるエラーです。

三菱エコキュートのエラーコードC29の症状

三菱エコキュートのエラーコードC29が表示されてしまうと、沸き上げが正常にできない状態になり、ヒートポンプユニットが正常稼働しないためお湯を沸かすことができません。自分で修理しようとしても、ヒートポンプユニット内には高電圧部品や冷媒ガスが含まれているため、素人が修理や点検をするのは危険です。必ず専門業者に依頼して点検・修理をしてもらいましょう。

コンプレッサー・サイクル系異常（負荷過大）とは？

コンプレッサー・サイクル系の異常とは、ヒートポンプユニットと呼ばれるエコキュートの根幹であるお湯を作る装置の異常を示しており、ヒートポンプユニットの中にあるコンプレッサーや冷媒サイクルに異常がある状態です。

コンプレッサー自体が故障しているか、配線に不具合があるか、制御基板に問題があり、このようなエラーが起きている可能性があります。コンプレッサー・サイクルに異常が生じてしまうことでエコキュートが正常稼働できず、お湯が作れない状態になっています。

三菱エコキュートのエラーコードC29の原因

三菱エコキュートのエラーコードC29が表示されてしまう原因について確認していきましょう。

コンプレッサーの故障や不具合

三菱エコキュートのエラーコードC29が表示される主な原因は、コンプレッサーが故障していたり不具合を起こしていたりすることが原因です。コンプレッサーとは、エコキュートのヒートポンプユニットの中にある装置のことで、圧縮機とも呼ばれています。

コンプレッサーの役割は、お湯を沸かすための熱を作るために冷媒を圧縮して高温・高圧にすることで、お湯を作るためには欠かせない装置となっています。

冷媒サイクルの異常や不具合

エコキュートがお湯を作る仕組みとして、冷媒サイクルという「大気中の熱を冷媒で取り込み圧縮して高温にする」という流れがあります。この圧縮をしているのが先述したコンプレッサーですが、コンプレッサーの異常だけではなく、この冷媒サイクルの中で何かしらの異常や不具合が起きていることで、冷媒サイクルに異常をきたし、エラーが表示されてしまっているという可能性があります。

制御基板の不具合

三菱エコキュートでエラーコードC29が表示されているのは、コンプレッサーなどが故障しているわけではなく、制御している「基板」に問題がある可能性があります。基板とは、インバータ基板やヒートポンプユニット基板といった、それぞれの装置を制御している基板のことで、この基板の故障や不具合によって、エラーが表示されてしまっている可能性もあります。

制御基板が故障している場合、この基板の交換が必要になります。

三菱エコキュートのエラーコードC29が表示されたときの強制解除方法

三菱エコキュートのエラーコードC29が表示されてしまったとき、どのように対応すればよいのでしょうか。根本的な解決をするためには、エコキュートの修理業者など、専門知識を持っている業者に依頼する必要があります。

ただ、その前にエコキュートのエラーコードを一度強制解除してみて、エラーが再表示されるか、確認してみることができます。

三菱エコキュートのエラーコードC29の強制解除する場合、台所リモコンの「給湯温度▼」ボタンと「日時設定」ボタンを同時に3秒以上長押しして解除します。強制解除してもエラーが再表示される場合には、業者に連絡して対応してもらうようにしましょう。

業者が行う修理の主な内容

エラーコードの強制解除を行ってもエラーが再表示した場合には、エコキュートの修理業者によって修理や部品交換が必要になります。エコキュートの修理業者がC29のエラーに対して行う修理の主な内容としては、インバータ基板・ヒートポンプユニット基板交換や、貯湯タンクユニットに100V電源が供給されている場合には200Vに変更する、コンプレッサーの修理や交換、配線の修理などがあります。

素人が自分で対処することは難しく、やめたほうが良いため、お近くのエコキュートの修理業者に相談して対処してもらうようにしましょう。

三菱エコキュートのエラーコードC29の修理に掛かる費用相場

三菱エコキュートのエラーコードC29を修理業者によって修理してもらうための費用相場としては、一般的に2万円～7万円程度（エコテックなら16,500円～）となっています。ただし、エコキュートの状態や修理する部品などによっても費用は変わりますので、まずはエコキュートの修理業者に状態を見てもらい、修理の見積もりを事前にもらうことをおすすめします。

三菱エコキュートのエラーコードC29の修理を依頼できる会社

三菱エコキュートのエラーコードC29を修理してくれる業者としては、エコキュートの修理専門業者や、エコキュートの設置をしてくれた据付店などが挙げられます。

エコキュートの設置時に有料延長保証に加入している場合には、保証によって無料で修理や交換をしてくれるケースがありますので、有料延長保証に加入している方は、据付店に連絡しましょう。

それ以外の方は基本的にはエコキュートの修理専門業者に相談することがおすすめです。

エコキュートの寿命について

三菱エコキュートのエラーコードC29はエコキュートの寿命によって起こったのでしょうか？結論、そうとは限りません。寿命ではなくともC29のエラーは発生する可能性があります。

エコキュートの寿命は10年～15年ほどと言われており、10年以上経過しているエコキュートを利用している場合には、エコキュートの寿命が近づいている可能性があります。

エコキュートの寿命が直接の原因としてエラーコードC29が発生した可能性もゼロではないため、エラーコードが頻発したり、不具合が頻繁に起こっていたりする場合には、エコキュートの寿命が原因でエラーが発生しているのかもしれません。その場合にはエコキュート本体の交換も検討しましょう。

まとめ

ここまで、三菱エコキュートのエラーコードC29について、エラーが表示される原因や対処法などをご紹介してきました。エラーコードC29はコンプレッサー・サイクルの異常を表すエラーコードとなり、エコキュートの重要な部分となるヒートポンプユニットのエラーです。

エラーをそのままにせず、お近くのエコキュートの修理専門業者へ連絡し、早めの対処がおすすめです。