給湯システムのエコキュートの導入を検討しているご家庭では、その性能であったり価格を気にすることはあるでしょうが、寿命であったりメンテナンスにまで気を回す方はそう多くはありません。今回は、エコキュートの寿命は何年？メンテナンスが重要な理由についてお伝えします。

エコキュートはデリケート？

エコキュートは野外に設置することになるため、振動や衝撃、湿気等の気候の変化にも強い設計とされていますが、内部構造には、電子基盤などがあるためデリケートな機器でもあるのです。

従って、取り扱いには再三の注意も必要となり、メンテナンスも行わなければなりませんし、経年劣化により部品が摩耗し故障の原因となることも起こります。

特に、Oリングパッキンなどのゴム製品は、7年から10年経つと破損しやすく、水漏れなどを引き起こす可能性が高いです。その他にも、樹脂素材などの部品もあり、故障してしまえば、給湯が行えなくなるため、お風呂などにも入れなくなってしまいます。

故障に気が付いてから、修理を依頼しても1日2日でトラブルが解消できない恐れもあるので、定期的なメンテナンスは必要不可欠な製品であることを忘れてはいけません。

エコキュートの寿命とメンテナンス期間

エコキュートは様々なメーカーより販売されていますが、どのような製品であっても一般的にヒートポンプユニットの耐用年数は5年から15年程度、貯湯タンクの耐用年数は10年から15年程度と言われています。

導入後は動作の不具合が無ければ良いのですが、より長い年月も快適に使用したいのであれば、2年に1回程度はメンテナンス業者へ点検を依頼するのが好ましいかと思います。
そして、導入して5年目以降は、年に一度など定期的にメンテナンスを依頼することで、故障せずに快適にご利用いただけます。

仮に、メンテナンスを入れずに使用を続けた場合には、故障している箇所が複数箇所あるかもしれません。そうなると、修理代金よりも買い換えてしまった方が良いケースもありますので、点検の依頼をした際に、修理の見積りと新製品の買い換え料金を見比べて対処すると良いでしょう。

まとめ

給湯システムのエコキュートは、光熱費を抑えられる製品ですので、導入を検討するご家庭は増えています。ですが、製品の寿命であったりメンテナンスの必要度合いを知らないで購入する方も少なくはないでしょう。快適に使用するためには、故障しないように2年に1回のメンテナンスや、設置から10年程度経過しましたら、そろそろ交換もご検討されても良い時期と考えられます。