光熱費の値上げが続く近年では、ご家庭で省エネ製品を導入するケースが増えており、オール電化やエコキュートといった商品にも注目が集まっています。しかし、メリットに繋がらないケースもあるのです。今回は、日中に家にいると電気代が高い？エコキュートの落とし穴についてお伝えします。

オール電化やエコキュートの電気代について

オール電化やエコキュートといった製品は、ガスの使用を止めて電気代一本にまとめ、光熱費を節約に繋げたり、温室効果ガスを増やすCO2の排出を軽減するなど、地球環境にも優しいため注目を集めています。

また、オール電化住宅やエコキュートを導入する事になると、電気料金のプランの見直しが必要となり、オール電化やエコキュート専用の料金プランは、電気使用量が少ない夜間の時間帯がお得になるプランを契約することになります。

ですので、夜間にお湯を沸かすエコキュートなどの製品を利用する場合には、最も安い値段で再生可能エネルギーと電気を活用し、効率よくお湯を沸かすことができ、光熱費の節約に繋がっていくのです。

エコキュートの落とし穴

エコキュートを利用する方の多くは、電気料金が安い夜間に稼働させています。
また、夜間の電気使用量の安いプランで契約するということは、日中の電気料金は割高に設定されているので、日中にお家で生活をするご家庭では、電気使用量が多いだけでなく、電気料金が高い時間帯に電気を使ってしまう事になります。

そうなれば、必然的に光熱費は高くなりますので、エコキュートやオール電化住宅にしたことがマイナスに働く事もあるのです。夜間にお得な電気プランとなっていれば、夜間帯にご自宅で生活する方でなければ、無駄な出費になってしまいます。

そういった情報を知らずにエコキュートやオール電化へと切り替えてしまうと、損することになりますので、しっかりと自身の生活スタイルと見比べ、導入して節約につながるのか考えていきましょう。

また、オール電化住宅に切り替えるのですから、電気は購入するではなく、太陽光を利用した太陽光発電システムや蓄電池を合わせて設置すると、夜間でも蓄電池に貯めた電気を使用でき、電気代ゼロも実現できるかもしれません。

まとめ

オール電化やエコキュートといった便利なアイテムも、自分たちの生活スタイルにマッチしていなければ、無駄な出費が増えるだけの可能性もあります。しっかりと、商品の価値を活かしたいのであれば、まずはご自身の生活リズムを見直したり、商品の性能やどうすればメリットを得られるのかしっかりと把握することが重要です。