電気温水器の寿命の目安はどれくらい?長持ちさせるコツも解説!

電気温水器の寿命の目安はどれくらい?長持ちさせるコツも解説!

公開日:2023年7月3日 更新日:2023年7月3日 執筆:エコテック担当者
カテゴリ:お役立ち
電気温水器の寿命の目安はどれくらい?長持ちさせるコツも解説!

日常的に電気温水器を使っている家庭も多いのではないでしょうか。しかし、電気温水器には寿命があるため、使い方次第ではすぐダメになってしまうことも覚えておかなければいけません。

今からでも電気温水器について最低限の知識をつけておけば、寿命を延ばせる可能性があります。

今回は一般的な寿命がどれくらいなのか?どうやって長持ちさせればいいのか?などについて詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

電気温水器の寿命は10〜15年が目安!

結論からいうと、電気温水器の寿命はおよそ10~15年です。つまり使用開始から10年経つと、それ以降はいつ故障してもおかしくない状況になってしまいます。

そこで大切なのは、急に動かなくなる前に点検をしておくことです。一般的には使用開始から7年目くらいから不具合やエラーが起こりやすくなるといわれているため、すでにこのタイミングを迎えている場合は気をつけましょう。

電気温水器の故障は、新しいものを設置するまでお湯が使えないことを意味します。そのため、料理はもちろん、お風呂も使用できない状況になることが想定されるでしょう。だからこそ、あらかじめ電気温水器の寿命を知っておき、定期的な点検もしておかなければならないのです。

耐用年数と保証期間の違い

電気温水器には耐用年数と保証期間がありますが、それぞれの違いを理解しておきましょう。

耐用年数とは寿命のことであり、正常な状態で使用できることが想定される期間のことを指します。つまり、電気温水器の場合は、10~15年ということになります。ただし、使い方次第ではさらに短くなることもあるので気をつけてください。

一方で保証期間とは、故障した際にメーカーが無償で修理に応じてくれる期間を指します。あくまでも自然故障の場合のみ適用されるものであり、使用者になんらかの過失がある場合は適用外になることは理解しておきましょう。

電気温水器が故障したときの症状例とその対応方法

電気温水器には、さまざまな故障パターンがあります。では、具体的にどのような症状があるのでしょうか?毎日使うものだからこそ、その内容もきちんと理解しておくことが重要です。

ここからは実際にある症状例と、その対応方法を解説します。

お湯も水も両方出ない

本体が故障した際によくある症状として、お湯も水も出なくなってしまうパターンです。原因として、配管が詰まっていることが考えられます。とくに何もしていなくとも経年劣化で詰まる可能性は十分にあるので、速めに交換するか専門業者に依頼しましょう。

また、電気温水器の減圧弁に汚れが詰まっていることで、お湯や水が出なくなることもあります。この場合はフィルターを清掃すれば解消されるので、まずは減圧弁を確認してみてください。

お湯の減りが早くなる

故障するとお湯の減りが早くなることもあります。その場合は、給湯管が水漏れを起こしていることが考えられます。

水漏れは、放置すると電気代や水道代が余計にかかってくるだけではなく、建物にある他の設備にも被害が出てしまう可能性があります。漏れている様子が確認できた場合は、速やかに専門業者を呼ぶようにしましょう。

お湯が沸かない・お湯の温度が低い

うまくお湯が沸かなくなった場合は、電気温水器についている漏電ブレーカーが切れていないか確認しましょう。

問題がない場合は、分電盤に設置されている温水器専用ブレーカーが切れている恐れがあります。ブレーカーを入れ直し、再度お湯を沸かしてみると改善されるかもしれません。それでもお湯が沸かないときは、メーカーに問い合わせてみてください。

なお、なんらかの事情によって大量にお湯を使った後にお湯が出なくなったときは、単純にお湯を使い切っただけの可能性も考えられます。一般的に電気温水器は夜間にお湯を沸かしてタンクにためるものなので、一旦翌日まで待ったうえで再度お湯が沸くかどうかを確認してみるのもポイントです。

貯湯タンク下からの水漏れ

電気温水器にある貯湯タンクから水漏れしてしまうケースもあります。貯湯タンクも経年劣化によって破損することがあるので、その場合は修理を依頼しましょう。

また、貯湯タンクと配管をつないでいるバルブが緩んでいることで漏れていることもあるため、水漏れを発見した際にはそちらも確認してみてください。

お湯に異物が混ざっている

お湯に異物が混ざっている場合も、故障している合図といえます。貯湯タンクが腐食するとサビが混ざる可能性があるので、早めに修理を依頼した方がいいでしょう。

他にも、電気温水器の一部が破損して、それが異物として流れ出てくることもあります。金属片やゴムのようなものが見えた場合は、その可能性が高いと考えていいでしょう。劣化している証拠ですので、急いで修理を依頼してください。

エラー表示が頻繁に出る

電気温水器が故障していると、エラーが頻繁に出ることもあります。メーカーによってエラー表示にはさまざまな種類がありますが、何度も出る時点で電気系統の不具合が生じていることが考えられるでしょう。その場合は、修理を依頼するのも1つの方法ですが、本体ごとすべて交換してしまった方が安く済む可能性があります。

ただし、タンクの湯切れに関するエラーであれば、沸き上げ時の湯量設定を変更するだけで解決できることがあります。たとえば、お湯の使用量が多いのに湯量設定が低めになっている場合でも頻繁にエラーが出るので、確認してみてください。

故障と勘違いしてしまう電気温水器のトラブル例

一見すると故障かな?と思っても、実は故障ではないパターンもあります。ここからは多くの人が勘違いしがちな、電気温水器のトラブル例を紹介します。故障だと断定する前に、一度確認してみてください。もしかしたら、その症状は故障ではないかもしれません。

凍結

配管が凍結していることで、お湯や水が出なくなるケースがあります。一般的に気温が0度以下のときに起こりやすい症状ですが、配管が冷風に当たりやすい場所にある場合でも例外的に凍結することがあるため注意してください。

もし凍結している場合は、自然解凍を待つか、配管にタオルをかぶせてお湯をかけることで改善される可能性があります。

しかし、お湯の温度が高すぎると返って破損の原因になるので、できるだけ専門業者に依頼する方がいいでしょう。また、間違っても、電気温水器本体やリモコン線、電源周りにお湯をかけないように注意してください。

断水

電気温水器やその周辺に何もトラブルが見られないのに水が出ないときは、そもそも断水していることが考えられます。たとえば、お住まいの建物やエリア内で、水道メンテナンスが行われているかもしれません。そのタイミングだと水は出なくて当然なので、焦らず確認するようにしましょう。

ただし、お湯だけが出ない状況だと電気温水器に障害が発生していることが考えられます。タンク内が空っぽであったり、水栓フィルターが詰まっていたりすることでもお湯が出なくなるので、どこが原因になっているのかをよく確認してください。

止水栓が閉まっている

お湯も水もまったく出ない原因として、止水栓が閉まっている場合もあります。その場合は、止水栓を開けば解決しますが、築年数が古い建物では老朽化によって止水栓そのものが固くなっており、開閉できないこともありえます。そんなときは、建物の管理者に連絡して対応してもらうことが大切です。

どうしてもすぐに何とかしたい場合は、滑り止めのついた軍手を着用し、開栓を試みる方法もあります。素手よりも力を入れやすくなるため、うまくハンドルを回せるかもしれません。

もし、自宅にモンキーレンチやプライヤーがあれば、それらも使用してみましょう。ただし工具を使うときは、力を入れすぎると止水栓が破損する恐れもあるので充分注意してください。

電源がOFFになっている

意外と見落としがちなのが、電気温水器の電源が切れているケースです。漏電遮断器が落ちていたり、ブレーカーが落ちたりしていないか確認してみてください。

ただし、何度もブレーカーが落ちる場合は故障が考えられるため、そのときは専門業者に見てもらいましょう。

電気温水器の寿命を伸ばすコツ

電気温水器の寿命は10~15年といわれていますが、実は些細な工夫で、寿命を延ばすことが可能なのです。知っているのと知らないのとでは大きく寿命に差が出る可能性があるので、知っておいて損はないでしょう。

ここでは、そのコツを具体的に4つ紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

適切な温度設定を行う

電気温水器を使ううえで、適切な温度設定を行うことは非常に重要です。たとえば、高すぎる温度設定にしてしまうと、本体に異常過熱が起こるため劣化が早まる恐れがあります。もちろん消費電力も上がるため、光熱費も高くなってしまうでしょう。

逆に低すぎる設定にしてしまうと、お湯が十分に供給されなくなる可能性があります。また、サーモスタット混合水栓を使用している場合は、水栓の寿命が短くなる恐れがあるので要注意です。

適切な温度設定として、おおよそ50~60度くらいに設定するように心がけましょう。

定期的に手入れを行う

定期的に手入れをしてあげることも大切です。まず、本体に付着している汚れを、水で濡らして絞ったタオルで拭いてください。汚れをそのままにしていると給気口から汚れが侵入し、フィルターが早く劣化してしまいます。

また、貯湯タンクと配管も洗浄するようにしましょう。貯湯タンクは年に2~3回、配管は半年に1回程度のペースで洗浄するのがポイントです。そうすることで無駄な汚れがたまらず、寿命を長引かせられるでしょう。

入浴剤を使用したときは注意が必要

入浴の際に入浴剤を使う場合は、電気温水器との相性も考えなければいけません。なぜなら、循環ポンプに不具合が生じたり、配管で金属腐食が起きたりする恐れがあるからです。使用してはいけない入浴剤の種類は電気温水器の取扱説明書に書かれていることが多いのでよく確認しましょう。

たとえば、炭酸ガスで発砲させるタイプの入浴剤は、水に溶けた際に酸性になります。酸性は金属を溶かす性質があるので、何度も使用していると電気温水器の寿命を縮める原因になりかねません。なお、硫黄成分を含むタイプの入浴剤も同様に、金属に対する腐食性があります。

さらに、お湯が白濁するタイプの入浴剤は、酸化チタンが含まれていることがあるため要注意です。配管の中にダメージを与えるだけではなく、成分が沈殿してフィルターを詰まらせる恐れもあります。

電気温水器の本体の周りに物を置かない

電気温水器を設置している場所に、関係のないものを置かないようにしましょう。空気が排出された所にものが置かれていると、円滑に空気が循環されにくくなります。

また、跳ね返された空気が再度吸気口に入ってしまう恐れもあるので、不完全燃焼が起こることも少なくありません。電気温水器本来の能力がきちんと発揮されなくなるうえに、場合によっては一酸化炭素が発生するので非常に危険です。

くわえて、ものが多く置かれているとメンテナンスの際にも邪魔になりやすいので、できる限り周りには何も置かないようにすることを意識してください。

まとめ:電気温水器の修理・交換ならエコテックに頼むのがおすすめ!

今回は電気温水器の寿命に関することから、寿命を長持ちさせるための方法も紹介しました。

どのメーカーの電気温水器を使う際にも、取扱説明書に則った正しい使用を心がけてください。つい直感的に使ってしまいがちな人もいるかもしれませんが、少し使い方を誤るだけでも寿命が短くなってしまう恐れがあります。

もし、取扱説明書が手元になくても、各メーカーのホームページからダウンロードできるケースもあるので、一度確認してみるといいでしょう。

また、電気温水器の修理や交換を専門業者に依頼する際に、どこで頼めばいいのかわからないといった悩みもあるでしょう。その場合は、エコテックへの依頼をご検討ください。

エコテックは24時間365日、いつでも無料で見積もりの相談ができます。故障の際はもちろん、定期点検をしてもらいたいときでも一度エコテックに見積もり相談をしてからじっくり検討してみるのもいいでしょう。

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