エコキュートのヒートポンプから水漏れ!?原因や対処法を解説します
エコキュートのヒートポンプから水漏れ!?原因や対処法を解説します

エコキュートを利用していると、室外機の下が水で濡れてしまっていることがありませんか?これは水漏れなのでしょうか。エコキュートの室外機から水漏れしていると、基盤がショートしてしまったりエコキュートの交換が必要になったりします。
しかし、室外機の下が濡れているからと言って必ず水漏れしているということではありません。
ここでは、エコキュートのヒートポンプ(室外機)から、水漏れしてしまう原因や対処法、故障なのか?についてご紹介していきます。
目次
そもそもエコキュートのヒートポンプって何?
まずは、ヒートポンプユニットを含むエコキュートの仕組みについて理解していきましょう。水漏れの原因や解決法を知る上で、エコキュートの仕組みを理解しておくことは必要です。
エコキュートの仕組み
エコキュートがなぜお湯を作ることができるかというと、エコキュートは大気中の熱を取り込み、その熱を利用してお湯を沸かしています。そのお湯を作る工程については以下のようになっています。
1.ヒートポンプ内に大気中の空気を取り込む
2.空気の熱をくみ上げる
3.ヒートポンプ内のコンプレッサーで圧縮して高温化する
4.水に熱を伝えてお湯に変える
5.作られたお湯を貯湯タンクユニットへ送る
6.貯湯タンクユニットにお湯を貯める
7.貯めたお湯をお風呂やキッチンに送る
エコキュートではこのような流れでお湯を作るようになっており、前半部分の1~4までをヒートポンプユニットが、5~7までの工程を貯湯タンクユニットが担っています。
つまり、ヒートポンプユニットからの水漏れをした場合には、お湯を作るヒートポンプが異常をきたしているため、お湯を作ることができなくなってしまう可能性があります。
ヒートポンプの役割
ヒートポンプは、二酸化炭素を「冷媒」として利用しており、冷媒とは空気中の熱を汲み取り、水に伝えるための媒体で、エコキュートでは二酸化炭素を利用して熱を移動させています。空気中の熱を圧縮して水をお湯に変え、さらに膨張させて低圧・低温にして再び熱を取り込むというサイクルで水をお湯に変える仕組みとなっています。
このようなことを繰り返してお湯を貯湯タンクに送り、お風呂やキッチンでお湯が使えるようになっているという仕組みです。
エコキュートのヒートポンプから水漏れする原因
それでは、なぜこのようなヒートポンプから水漏れをしてしまうようになるのでしょうか、考えられる原因を探っていきましょう。
気温差によって結露が出ている
ヒートポンプユニットからの水漏れでよく勘違いされやすいのが、「結露水」による排水です。ヒートポンプユニットでは、沸き上げ運転時において、空気熱交換器が低温となるため、周りの空気が冷やされて結露が発生します。缶ジュースなどを購入した際に、自動販売機から取り出した缶ジュースの周りに水滴がついているように、冷やされた空気が水滴となって結露が生まれます。この結露水を排水する仕組みがあり、排水された水がヒートポンプの周りにあることで、水漏れと勘違いしてしまうのです。
凍結によって故障してしまった
ヒートポンプユニットからの水漏れで考えられるのは、内部からの水漏れと配管からの水漏れです。配管からの水漏れで考えられるのは凍結による配管の破損です。
寒冷地にお住まいの方は、冬季に配管が凍結してしまい、凍結した配管がそのまま破損して水漏れしてしまうというケースがあります。
配管の損傷
配管の損傷は凍結だけではありません。エコキュートを長い期間使い続けてメンテナンスをしていない場合、配管が劣化によって破損してしまうということも考えられます。
配管からの水漏れを解消する場合には、専門家による修理・交換が必要になります。
寿命による劣化
エコキュートは10年以上使い続けていると、寿命が近い場合があります。メーカーや製品、そしてエコキュートの使い方によって寿命は異なりますが、水漏れや不具合などが頻発するとエコキュートの寿命かもしれません。
メンテナンス不足
日々の清掃やメンテナンスを怠ることで、エコキュートの部品が劣化し、摩耗などによって破損することがあります。メンテナンスしていれば傷が出来たり部品が摩耗したりしているのに気づけますが、気づかないまま放置して水漏れの原因を作ってしまうことがあります。
排水ホースの不具合
先述した結露水を排出する「排水ホース」が何らかの影響で不具合が生じ、排水がうまくされなくなったり、排水ホースが外れたりしてエコキュートのヒートポンプ内部に水が漏れてしまうことがあります。
ヒートポンプ内部が水漏れしてしまうと、制御基板をショートさせるなど重大な故障を招きかねません。
移動によって外れた
エコキュートの場所を移動しようと思って、ヒートポンプを移動したことによって、接続されていた配管が外れてしまい、そこから水漏れを起こすということもあります。ヒートポンプは自分で移動しようとせず、据付店や専門業者に依頼して移動するようにしましょう。
ヒートポンプからの水漏れでよく見る症状
次に、ヒートポンプユニットから水漏れすると、どのような症状が出るのか、確認しておきましょう。
お湯の出が不安定になる
ヒートポンプの役割の部分でご説明したように、エコキュートの根幹となる「お湯を作る」役割を持つヒートポンプから水漏れを起こすと、ヒートポンプが正常に動作しなくなり、お湯を作ることが出来なくなったり、お湯を貯湯タンクに送ることが出来なくなったりします。
そのため、お湯の出が不安定になったり、お湯が出なくなったりします。
電気代や水道代が高騰する
気づかないうちに水漏れが進み、水道代や電気代の請求が来たときに、いつもより請求額が高いと感じたら、エコキュートの水漏れが原因の可能性があります。常に水を使う状態になることや、お湯を作る頻度が高くなり電気代や水道代が高くなることがあります。
室外機が常に濡れている
ヒートポンプから水漏れすると、ヒートポンプ(室外機)の下が常に濡れた状態になります。内部からぽたぽたと水が落ちている状態の時には、ヒートポンプ内部への水漏れの可能性がありますので、早期対処が求められます。
ヒートポンプからの水漏れ応急処置方法
ヒートポンプユニットからの水漏れを放置すると、重大な二次被害を作ってしまう原因になりかねません。まずは応急処置にて対応しましょう。
電源をオフにして止水する
エコキュートの電源を落とす、もしくは電源供給のコンセントを抜くなどして電力の供給をストップさせて、エコキュートの稼働を止めましょう。
そして、エコキュートが止まったことを確認して、止水栓を閉め、水の供給を止めるようにしましょう。
業者に相談
エコキュートの応急処置が終わったら、お近くのエコキュートの修理専門業者に連絡をして、点検・修理・交換などの対処をしてもらうことが必要です。依頼する前にまずは見積もりをもらうようにしましょう。
ヒートポンプからの水漏れ修理ができる会社は?
エコキュートのヒートポンプユニットで水漏れが発生した際に、頼りになる業者はどのような業者でしょうか。それは「エコキュートの修理専門会社」です。
エコキュートの修理専門業者は、さまざまなメーカーや多くの製品の修理実績を持ち、メーカー研修などを受けてエコキュートを知り尽くしている会社です。
エコキュートの様々な故障に対応し、短期間で最適な解決方法を選択してくれるため、お風呂に入れない期間を最小限に抑えてくれるでしょう。
そして、その日に修理ができないとなった場合でも、バスヒーターなどを利用してお湯を作るサポートをしてくれます。
お近くにエコキュートの修理専門業者がいる場合には、プロの業者に依頼すると良いでしょう。
普段できるエコキュートのお手入れ
エコキュートのメンテナンスをするにはさまざまな方法があります。
自動洗浄機能を利用する
エコキュートには、「自動洗浄機能」というものがついており、ふろ配管などを洗浄することができます。ただし、これは貯湯タンクとお風呂をつなぐ配管における洗浄となるため、ヒートポンプの配管については、自動洗浄は難しいでしょう。
ただ、ヒートポンプユニットからの水漏れだけではなく、貯湯タンクユニットとお風呂をつなぐ配管の不具合などを防ぐためにも、自動洗浄などは必要な機能と言えるでしょう。
自分で洗浄・清掃をする
ヒートポンプユニットは定期的に自分でも清掃・メンテナンスすることができます。排水ホースなど落ち葉やゴミなどが詰まりやすいので、自分で定期的に清掃することがおすすめです。定期的にエコキュートの状態を自分でも確認してみましょう。
専門家に定期メンテナンスをお願いする
エコキュートのメンテナンスや清掃は、専門業者に任せるという方法もあります。エコキュートのプロたちが定期的にメンテナンスに訪れて、部品の不具合が無いか、水漏れしそうな状態では無いか、正常な状態を保っているか定期的にメンテナンスをお願いすることもできます。
できれば、エコキュートのメンテナンスは、エコキュート専門の修理業者に依頼することがおすすめです。
ヒートポンプからの水漏れに掛かる修理費用
ヒートポンプユニットから水漏れしている場合、修理に掛かる費用は数万円~数十万円(エコテックなら16,500円~)といったところです。幅があるのはヒートポンプの状態や、水漏れが与える故障の具合によって異なります。
水漏れを止めるというだけであれば修理だけで済むかもしれませんが、ヒートポンプの交換や部品の交換など、故障の度合いが激しい場合、費用も高くつくでしょう。
エコキュートを交換する費用は?
ヒートポンプユニットからの水漏れで、部品の修理や交換だけであれば数万円程度で済みますが、ヒートポンプユニット内部が水漏れで浸水し、ヒートポンプ自体の交換や、エコキュートを10年以上利用しておりさまざまな部品が劣化している状態の時には、エコキュートそのものの交換が必要になるケースもあります。
エコキュートそのものの交換が必要になる場合には、エコキュート自体を購入する必要があるため、数十万円になるでしょう。
しかし、新しいエコキュートになることによって、古いエコキュートよりも性能が進化しているため、省エネで利用できる可能性があります。
エコキュートの水漏れを放置するとどうなる?
エコキュートのヒートポンプから水漏れを確認し、そのまま放置してしまおうという方もいるかもしれません。しかし、ヒートポンプからの水漏れを放置しても水漏れを解決することはできません。自然に止まってくれるということは考えにくいでしょう。
さらに、水漏れが内部まで浸透し、ヒートポンプユニット内が水浸しになってしまうと、制御基板など、エコキュートの重要な部品にまで浸水し、電気系統がショートしてしまうといった状況になるリスクもあります。
放置していても解決しないため、エコキュートの修理専門業者などに連絡をして、根本的な解決をしましょう。
エコキュートの寿命について
最後に、エコキュートの寿命についてですが、エコキュートは一般的に10年~15年くらいが寿命と言われています。メーカーや製品ごとに寿命は異なりますが、10年以上使っていると、寿命が近づいている状態になります。
寿命が近づくと、エコキュートの様々な部品や配管などに不具合が生じ、エラーコードが頻発するようになります。その中の症状の一つに「水漏れ」もあります。水漏れがよく起きるようになったり、エラーコードが頻発したりするようになると、エコキュートの寿命かもしれません。そのような症状が出た場合には、エコキュートの買い替えのタイミングと判断できます。
まとめ
ここまで、エコキュートのヒートポンプから水漏れしてしまった場合の原因や対処法についてご紹介してきました。エコキュートの室外機の下が水で濡れてしまっている場合、一概に水漏れしていると言えません。もしかすると結露などによって水漏れしているように見えているだけかもしれません。しかし、配管などから水漏れが確認できる場合や、明らかに室外機内部から水漏れしているのが確認できた場合には、早急にエコキュート修理業者に相談することがおすすめです。プロの業者に点検してもらいましょう。
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