エコキュートが水漏れしたときの原因・症状や対処法について

エコキュートが水漏れしたときの原因・症状や対処法について

公開日:2023年6月13日 更新日:2023年12月2日 執筆:エコテック担当者
カテゴリ:トラブル
エコキュートが水漏れしたときの原因・症状や対処法について

家のエコキュートからお湯が出なくなったり、普段と同じように利用しているのに水道代や電気代が高くなったりすることはありませんか?もしかすると、それはエコキュートの水漏れが原因かもしれません。

エコキュートを使用していて、ヒートポンプユニットや貯湯タンクユニットなどから水漏れしているとき、どのような症状で、何が原因なのか、そしてどのような対策が必要なのかをこの記事ではご紹介していきます。

修理業者の選択ポイントや、買い替えについても解説していますので、エコキュートの水漏れが心配な方は、ぜひ参考にしてください。

こんな症状がでたら「水漏れ」かも

お湯とお風呂

まずは、エコキュートが水漏れしているかどうか、症状を確認していきましょう。

お湯が出なくなる

エコキュートを使っていると、蛇口をひねってもすぐにお湯が出ないことがあります。これは、エコキュートによって作られたお湯がすぐに出ず、それまでに溜まっていた水の部分が先に吐き出されるため、すぐにお湯が出てこないことは問題ありません。

しかし、いくら待ってもお湯が出ない状態になり、水しか出てこない場合は、エコキュートのトラブルの可能性が高いでしょう。トラブルの原因の一つに「水漏れ」があり、水漏れしている場合は安定した温度を保てなくなるため温水が出ない状態になります。

「お湯がなくなりました」と表示される

エコキュートは夜間にお湯を作り、次の日にお湯が利用できるようにしています。朝起きてお湯を使っているときに「残湯0」と出てしまうときや、普段と同じくらいしかお湯を使っていないのにお湯が出なくなる時は要注意です。

エコキュートの水漏れが原因で十分なお湯が作られず、すぐに「お湯がなくなりました」という表示が出てしまっている状態の可能性がありますので、水漏れを疑う必要があるでしょう。

また、水漏れしている場合には、メーカーごとにエラーコードは異なりますが、漏水検知のエラーコードが表示される場合もあります。詳しくはメーカーのエラーコード一覧をご確認ください。

水道代や電気代が高くなる

いつもと変わらずに使っているだけなのに、水道代や電気代が高くなったように感じるときも、エコキュートの水漏れが原因となっているケースがあります。水漏れをしていると普段利用するとき以外にも水漏れによって水が放出してしまっているため、メーターが回り続けます。

水を利用していないときにも水道メーターが回ってしまっているときは、水漏れが起きている可能性がありますので注意しましょう。

室外機から水が出る

室外機の下に水が溜まって濡れてしまっているときも、水漏れの可能性が考えられるでしょう。室外機は結露水などによっても水漏れしているように見えるため、その場合は問題ありませんが、排水処理がうまくいっていなかったり、設備内の配管に不具合や欠陥がある場合には、このような水漏れを起こしている可能性があるため、注意が必要です。

エコキュートの水漏れの原因は?

原因

次に、エコキュートの水漏れの原因を確認していきましょう。

エコキュートの寿命

一般的に、エコキュートの寿命は10年~15年と言われています。寿命に近づいたエコキュートは配管やパッキンなどが劣化しやすく、水漏れを起こす原因となります。購入した機体や設置場所、使用頻度などによって寿命は異なるため、10年~15年経っている機体を利用している方は、一度プロの業者に確認してもらうことがおすすめです。

エコキュートのメンテナンス不足

エコキュートの水漏れの原因として「メンテナンス不足」も挙げられます。

エコキュートは何もメンテナンスしなくても15年ほどは持つというものではなく、ある程度メンテナンスすることがおすすめです。日本は比較的、水の安全基準が高いため、通常、不純物はあまり含まれていませんが、それでもある程度、水道水には不純物が含まれており、つまりの原因になることがあります。

その不純物が少しずつタンクやフィルターに溜まるため、劣化や故障の原因につながっています。定期的にメンテナンスをすることが望ましいでしょう。掃除をしてくれる業者などに相談して、定期的なメンテナンスを行っていきましょう。

長期間の不使用

エコキュートの故障以外でも、長期間利用しなかったことによってエコキュートから水漏れすることがあります。これは、旅行などによって家を長期間あけた際に、エコキュートも長期間使わなくなり、貯湯タンクの水抜き栓などから水漏れが起こる現象です。

エコキュート内部では減圧弁や安全弁といった弁によって水圧を調整しており、長期間使用しなかったエコキュートを再稼働させた際に安全弁が作動して排水する仕組みになります。弁の故障というケースも考えられますので、何度も水漏れするようでしたら業者に見てもらうことがおすすめです。

エコキュート本体の移動

エコキュートを移動させたいと思ったとき、業者に依頼すると費用が掛かるから自分で移動させるという方がいます。その場合も水漏れの原因になる可能性があるためおすすめできません。

エコキュート本体を移動させると、ホースが外れてしまったり、接続部分に隙間ができたりして、それが原因で水漏れが起きる可能性があります。移動させたい場合も業者に依頼した方が良いでしょう。

凍結によって配管が損傷

北海道などの寒冷地にお住いの方が、冬に水漏れが発生している場合は「凍結」が原因の可能性があります。凍結によって配管が損傷し、そこから水漏れが発生している可能性がありますので、業者に見てもらうことがおすすめです。

寒冷地にお住まいの方は、配管に保温材を巻くなど凍結対策をすることがおすすめです。

エコキュートが水漏れしたときの対処法

温水器のリモコン

次に、エコキュートが水漏れしたときの対処法について見ていきましょう。

①エコキュートの電源をオフにする

エコキュートから水漏れが起こった際に、そのまま利用を続けると深刻な故障につながりかねません。そのため、まずはエコキュートの電源をオフにして、使用を止めるようにしましょう。

②タンクの漏電遮断器のテストボタンを押す

電源を落とす方法は、貯湯タンクの正面にある操作窓のカバーを開けて、漏電遮断器のテストボタンを押すと電源がオフになります。エコキュートの製品やメーカーごとに場所が異なるため、取扱説明書などを確認しましょう。

③元栓・止水栓を閉める

次に、元栓や止水栓を閉めます。タンク下のカバーを外すと見える配管に、備え付けている給水配管側の止水栓を閉める事によって、エコキュートの貯湯タンクに水が入らないようになります。そのため、まずは止水栓を閉めましょう。

止水栓が分からず緊急の場合は、水道メーター横の元栓を閉めてください。元栓や止水栓を閉めても、タンクの残湯が抜けきるまで暫くは漏れは止まらないでしょう。

④専門業者へ修理を依頼する

エコキュートが水漏れしている状態でそのまま使用することは、故障の原因につながるため、応急処置だけではなく、専門の業者に依頼して修理をしてもらうようにしましょう。

対処しなくても良い症状とは

OKとサインする女性

長期間使わなかったときの再稼働など、減圧による一時的なものの場合には、エコキュートや配管の故障ではないため、修理などをする必要はありません。一時的に水漏れしている状態のときには様子を見て、続くようでしたら故障を疑うようにしましょう。

【危険】水漏れを放置すると…

リスク

エコキュートの水漏れを放置するとどのようなリスクがあるのでしょうか。それぞれ見ていきましょう。

エコキュートの故障につながる可能性

エコキュートから水漏れしている場合、対処しなくても良いケースもありますが、配管などのトラブルによって水漏れしている場合には、早急な修理をしないと配管トラブルだけではなくエコキュートの本体の故障につながるケースもあります。

その場合、簡単な修理で済んだのにエコキュート自体を買い替える必要なども出てくるため、故障かと思った場合には、まずは業者に相談してみることがおすすめです。

電気系統のショートにつながることも

エコキュートの水漏れを放置すると、最悪の場合、エコキュートの内部に水がかかり、電気系統のショートにつながる可能性があります。そのような場合、完全に故障してしまい、修理代が高くなることや、最悪10年以上使用して、メーカーの部品が無い場合は、本体交換工事になるケースがありますので、注意しましょう。

水漏れしたときの修理費用はどれくらい?

電卓

次に、水漏れしたときの修理費用についても確認しておきましょう。水漏れが起きた場合の修理費用については、結論「メーカー」や「修理業者」「状態」によって異なります。

軽い工事であれば15,000円程度で済むケースや、大掛かりな工事になり30万以上かかるというケースもあるため、一概には言えません。修理が必要な場合には、まずは業者に見積り相談することがおすすめです。因みにほとんどのメーカーや水道業者では貯湯タンクと室外機ヒートポンプを接続する配管修理や配管交換は対応していませんので、エコキュート修理の専門業者へ依頼してください。

水漏れを防ぐためのメンテンナンス方法

追い焚き

次に、水漏れを防ぐためのメンテナンス方法についても見ていきましょう。

自動洗浄機能の利用

エコキュートの配管をメンテナンスするときに便利なのが自動洗浄機能です。フルオートタイプの場合には、排水するだけで自動洗浄をしてくれる機能がついていますが、フルオートじゃない場合には、定期的に自動洗浄機能を利用すると良いでしょう。

手動で洗浄

自動洗浄機能を利用せずとも、配管は洗浄できます。メーカーごとに洗浄方法が異なるため、詳しくはメーカーの取扱説明書の確認が必要ですが、専用の洗剤を入れて追い焚きをすることで配管の洗浄をすることができます。

プロに頼んで定期メンテナンス

自分で洗浄することもできますが、やはりプロの業者に依頼して定期的にメンテナンスしてもらう方が、エコキュートを長持ちさせることができるでしょう。自分での洗浄には限界がありますので、不安な方は、定期メンテナンスや点検を依頼することがおすすめです。

水漏れの処理はどこに依頼するべき?

疑問

最後に、エコキュートが水漏れした場合に、どこに修理を依頼するべきか、確認していきましょう。

対象メーカーの対応をしている会社

エコキュートはさまざまなメーカーが製品を出しており、利用しているメーカーによって、修理内容が異なる場合があります。そのため、修理を依頼する場合は、自宅で利用しているエコキュートのメーカーに対応しているか確認をしましょう。

エコキュートの修理実績が乏しい業者の場合には、自宅にあるエコキュートのメーカーには対応したことがないというケースもありますので、実績が多くて全てのメーカーに対応しているような業者がおすすめです。

24時間365日対応してくれる会社

エコキュートの水漏れは、いつどんな時に起こるかわかりません。また、生活状況によっては夜しか自宅にいないという方や、土日しか自宅で対応できないという方も多いでしょう。そのため、業者を選定する際にはいつでも頼れる24時間365日対応してくれる業者の方が良いでしょう。

水漏れの修理を依頼するだけではなく、他のトラブルがあった際にも、同じ業者に依頼する方が安心かと思いますので、いつでも対応してくれるような業者の方が長期的に考えてもおすすめです。

状態によっては買い替えも検討

電卓と家

10年以上前のエコキュートを利用している場合、買い替えも検討すると良いでしょう。一時的な修理では解決できない場合もあるため、最新のエコキュートに買い替えることで、快適なバスライフとなるでしょう。

メーカーによって保証期間が異なる

エコキュートを買い替えるときには、メーカーごとに保証期間やサポートなどが異なるため、メーカーごとの特徴を確認しておくと良いでしょう。

人気の5大メーカーとしては、日立、パナソニック、ダイキン、三菱電機、コロナなどがあり、それぞれのメーカーごとに特徴があります。

買い替えを希望している方は、メーカー別に価格や保証内容など確認しておきましょう。

買い替えのメリットは?

エコキュートを買い替える際のメリットとしては、省エネ性能が高く電気代が安くなることや、便利な機能が充実していることが挙げられます。

エコキュートはメーカーごとに性能を向上させており、10年前のエコキュートよりも現在のエコキュートの方が性能が良いことは間違いないでしょう。昔と比べてさらにSDGsに注目が集まり、エコな時代となっているため、節電対策に優れていると言えます。

また、10年前にはなかったマイクロバブルを発生させた泡入浴を楽しめる機能など、さまざまな機能がついているものもあるため、新しいエコキュートに買い替えることで楽しいバスライフが実現できます。

買い替える際のポイント

エコキュートを買い替える際の検討ポイントとしては、「給湯性能」「価格」「時間」「容量」などが挙げられます。給湯性能については新しいエコキュートになった際に希望する給湯性能がついているか、追い焚き機能や自動保温機能などついているのか、リモコンで簡単に操作できるのかなど、機能性を見ることがポイントです。

そして、価格や買い替えをしてから設置までにどれくらい時間が掛かるのか、早めに設置してくれるのかなども含めて検討すると良いでしょう。地域によってはかなり時間が掛かるというケースもありますので、注意してください。

まとめ

ここまで、エコキュートの水漏れについて、水漏れを起こしている症状のケースや、原因、対処法などをご紹介してきました。エコキュートの水漏れは、深刻な症状ではないケースもありますが、故障などが原因で水漏れしているケースもあります。

水漏れを放置していると思わぬトラブルになる可能性もありますので、水漏れを確認したら、まずは応急処置をして、業者に修理を依頼することがおすすめです。

私たち株式会社エコテックは、豊富な実績と柔軟な対応でお客様のトラブル解決をサポートしています。エコキュートの水漏れでお困りなら、まずはご相談下さい。

点検や修理に関する無料相談のお問い合わせ先について

下記の専用ダイヤルまでお問い合わせください。

エコテック 無料相談&修理専用ダイヤル

365日・24時間受付(日曜・祝日はもちろん、夜間受付も対応しています)

電話番号

0120-987-818

インターネットインターネットでの相談や修理依頼は
こちらからお問い合わせください
  • お電話頂く際には番号をお確かめの上、お間違いのないようにお願いします。

エコテックとは

エコテックはエコキュートのプロフェッショナルとして、累計1万件以上の相談・修理・交換実績がありますので安心してお任せください。

  • ・一都三県(東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県)全域対応
  • ・全メーカー対応
  • ・24時間365日受付 最短即日で訪問可
  • ・工事まで期間が空く場合はヒーターを無料で貸し出し(数量限定)
会社名株式会社エコテック
連絡先0120-987-818
業務内容当社では以下のような点検、修理、交換も年間1200件以上対応しております。オール電化(電気温水器・IHクッキングヒーター)、太陽光発電(パワーコンディショナー・施工・販売・メンテナンス・太陽光発電システム・施工・販売・メンテナンス・エコリフォーム
住所<東京営業所>
〒103-0004 東京都中央区東日本橋2-28-4 日本橋CETビル2F

<神奈川営業所>
〒231-0028 神奈川県横浜市中区翁町2-8-5 関内エメラルドビル3F

<埼玉営業所>
〒336-0021 埼玉県さいたま市南区別所5-15-2

<千葉営業所>
〒260-0015 千葉県千葉市中央区富士見2-7-9 富士見ビル6F

お問合わせ後の流れについて

お問い合わせいただいたら、まずはお電話で状況をヒアリングさせて頂きます。
その後、日程調整の上、エコキュートのプロである担当者が訪問させていただき、 お客様の機器の状況を診断させて頂きます。

修理が出来る場合は、部品の有無を確認し工事日程を調整。
修理が出来ない場合は、交換も含め提案させて頂きます。
※過度な営業はございませんのでご安心ください。

無料相談フォーム

24時間・365日ご相談無料!すぐ駆けつけます!

下記フォームにご入力のうえ、送信ボタンを押してください。(※印は必須)






    ※5MBまで

    ※5MBまで