エコキュートの配管からの水漏れ応急処置方法は?

エコキュートの配管からの水漏れ応急処置方法は?

公開日:2023年11月26日 更新日:2023年11月28日 執筆:エコテック担当者
カテゴリ:トラブル
エコキュートの配管からの水漏れ応急処置方法は?

エコキュートから水漏れを起こしている時、どのように対処したら良いかわからずに、パニックになってしまうことがあるでしょう。特に、配管やホースからの水漏れは、応急処置をしなければずっとお湯や水が出て続けてしまうため、エコキュート本体や室外機の故障の原因にもなります。

ここでは、エコキュートの配管から水漏れを起こしている場合の応急処置方法についてご紹介していきます。

エコキュートに利用される配管の種類

配管

エコキュートの配管には、大きく6つの配管があります。それは、以下の配管になります。

  • ヒートポンプ配管
  • 給湯配管
  • 給水配管
  • ふろ配管
  • ドレン配管
  • 排水配管

それぞれの配管について詳しく見ていきましょう。

ヒートポンプ配管

ヒートポンプ配管は、ヒートポンプと貯湯タンクを結ぶ配管で、エコキュートの配管の中でも最も劣化しやすく、水漏れなどのトラブルが発生しやすい配管です。タンクからヒートポンプへ水を、ヒートポンプからタンクへお湯を運ぶための配管です。

給湯配管

貯湯タンクからお風呂やキッチンなどの蛇口に向けてお湯を送る配管です。ヒートポンプで作られたお湯を貯湯タンクから各所に送ります。

給水配管

給湯配管同様に、お風呂やシャワー、各蛇口に水を給水する配管で、貯湯タンクから各所へと水を送ります。

ふろ配管

フルオートタイプのエコキュートにだけついている配管で、保温や追い焚きをするためにお風呂の中のお湯を回収、そのお湯を温めて再度お風呂に流します。お風呂と貯湯タンクをつなぐ役割を持っています。

ドレン配管

エコキュートの仕組みとして、利用していると結露が発生し、ヒートポンプから必ずその結露水が排水されるようになっていますが、その排水を助けるのが「ドレン配管」です。ただし、寒冷地などでは利用されていません。

排水配管

エコキュートから排水される水は、ヒートポンプから出るものと、貯湯タンクから出るものと2つあります。この中で、貯湯タンクから出る排水を処理するのが排水配管です。

エコキュートの配管から水漏れする原因

原因

次に、エコキュートの配管から水漏れしてしまう原因について確認していきましょう。

配管の経年劣化

エコキュートの配管から水漏れを起こしている場合、原因の多くは「経年劣化」にあります。経年劣化する理由は、エコキュートの配管は元々熱に強い素材でできていますが、永久的に耐久性があるということはありません。

長い間使い続けていることで、内部の熱や紫外線などの影響により経年劣化していきます。

定期的なメンテナンスを行うことで、このような経年劣化による水漏れは防げるでしょう。

凍結などによる配管の損傷

北海道や東北地方など、積雪が多い地域などでは、冬の間は氷点下になることも多く、エコキュートの配管が凍結などによって損傷してしまうことがあります。寒冷地仕様のエコキュートの場合には、このような凍結防止の機能がついていたりしますが、それでも普段の使い方によっては配管が凍結し、その凍結によって配管が損傷してしまうということもあります。

このような損傷によって傷がついた部分から、水漏れを起こすということがあります。

エコキュートの移動

エコキュートが設置されているスペースを、別の用途で使いたいと思ったとき、自分でエコキュートを移動してしまう場合があります。しかし、エコキュートを自分で移動する場合にはリスクがあり、元々施工・設置されていた際に取り付けられていた配管がズレて、そのズレた場所から水漏れを起こすということがあります。

エコキュートを元の設置場所から移動したいときには、自分で移動しようとせず、設置してくれた業者や、プロの業者に依頼することがおすすめです。

水漏れに対する応急処置が必要な理由

浴槽

次に、水漏れした場合になぜ応急処置が必要なのか、その理由と考えられるリスクを確認していきましょう。

電気代や水道代が掛かる

エコキュートからの水漏れを放置すると、電気代や水道代が掛かり続けるというリスクがあります。水漏れを放置することで常に水が流れてしまい、お湯が排出されてしまう状態になり、常に水道代が掛かり続け、お湯を沸かすため電気代がかかり続けてしまいます。

特に電気代は昨今値上がりしているため、家計へのダメージが大きくなってしまうことでしょう。

別の場所が故障する可能性がある

エコキュートの水漏れを応急処置せず放置してしまうと、漏れている水がエコキュートのほかの部分を濡らしてしまい、最悪の場合エコキュートの買い替えが必要になるケースがあります。

エコキュートの電気系統に水が流れてしまうと、エコキュート本体が故障してしまう原因になります。また、配管以外の部分に水が排出することで、劣化を早めてしまうことがあるため、エコキュートの水漏れが確認できた時点で、応急処置しましょう。

配管からの水漏れに対する応急処置

自宅と工具

次に、配管から水漏れが起きた際に行うべき応急処置について確認していきましょう。

リモコンで電源をオフにする

エコキュートの配管から水漏れを起こした場合、修理に時間が掛かる場合があります。業者に連絡しても水漏れした状態のまま待っているとほかの部分に影響を及ぼしかねません。

そのため、応急処置方法として、給湯器の運転停止をすることがおすすめです。

給湯機の運転を止める場合、リモコンでエコキュートの電源をオフにすることができます。配管からの水漏れが確認できたら、まずはリモコンで電源をオフにするようにしましょう。

本体のブレーカーを落とす

次に、リモコンの操作がうまくできなかったり、反応しなかったりする場合には、本体のブレーカーを落とすという方法もあります。リモコンが動くようであれば、リモコンからの操作で電源をオフにすることが一番ですが、それができない場合には本体のブレーカーを落として運転を停止させましょう。

電源供給のコンセントを抜く

エコキュートへの電力供給を止めるために物理的に一番有効なのは、コンセントを抜くことです。コンセントを抜くことで完全にエコキュートへの電力供給が止まるため、エコキュートを停止させることができます。

ただし、リモコンで電源をオフにすれば基本的にはエコキュートは稼働しないため、電源がオフにできて稼働していないことが確認できたら、コンセントまで抜く必要はないでしょう。

リモコンでもブレーカーでもエコキュート給湯器の運転が止められればそれで大丈夫です。

止水栓を閉める

給湯器の電源をオフにしたら、止水栓を閉めたり、元栓を閉めたりするようにしましょう。

止水栓を閉めることによって、給湯器に水が入り込むことがなくなります。つまり、漏れる水の供給が止まるため、水漏れを一時的に止めることができるでしょう。

しかし、これはあくまでも応急処置になるため、根本的な解決はプロの業者などに依頼して調査・修理してもらうことが必要です。

配管から水漏れをしているときに連絡する先は?

業者

エコキュートの配管から水漏れを起こしている場合、購入したエコキュートのメーカーに連絡をしても、サポート外の可能性があります。メーカーはエコキュート本体のトラブルや故障については詳しく説明してくれると思いますが、配管については設置業者に問合せしてもらう必要があるといった回答になるケースがあります。

そのため、配管からの水漏れが確認できた場合、メーカーではなく設置業者や修理業者に相談・依頼する方が、解決が早いでしょう。

元々の設置業者じゃなくても、エコキュートのプロの修理業者が存在しますので、即日対応してくれるような業者に相談してみると良いでしょう。

エコキュートの配管のメンテナンス方法は?

工具

エコキュートの配管から水漏れが起きる原因として、経年劣化の可能性があることをご紹介してきました。経年劣化を少しでも防ぐのは、日々のメンテナンスです。次に、配管からの水漏れが起きないように、日ごろからできるメンテナンス方法についてご紹介していきます。

自動洗浄機能を利用する

配管の中でも「ふろ配管」を洗浄するのに最も効果的で簡単なのは、自動洗浄機能を利用することです。ふろ配管は浴槽と直接つながっている配管のため、毎日入るお風呂のからの皮脂や湯垢などの汚れが最もつきやすい配管です。

この配管を毎日掃除するために役立つのが、配管の自動洗浄機能です。自動洗浄機能は、お風呂の浴槽に貯めたお湯を排水するタイミングで自動洗浄機能が実施され、ふろ配管の中にお湯を排出して配管を洗浄するというものです。

洗剤を使った洗浄

市販で販売されている風呂釜洗浄用の洗剤を利用して、自分で洗浄するという方法があります。追い焚き配管のタイプによって利用するものが異なりますが、洗剤を入れて追い焚きをすることによって、湯垢などが洗浄されて汚れや雑菌を除去することができます。

半年に一回ほどのペースで配管の洗浄をすることがおすすめです。

定期的なメンテナンスをプロに頼む

市販の洗剤を利用しても汚れが気になる方や、本格的にプロに洗浄してほしいという方は、定期的にプロの業者にメンテナンスしてもらうことがおすすめです。

市販の洗浄剤を利用しても落ちきれない汚れがあるため、2,3年に一度プロの業者に依頼して、ふろ配管の洗浄をしてもらうことで、毎日きれいなお湯でお風呂に入ることができます。何かあったときにもすぐ連絡しやすくなるため、定期的なメンテナンスはおすすめです。

エコキュートの配管を工事してもらう場合

電卓と家

最後に、エコキュートの配管を交換してもらうなどの工事が必要な場合、どのような工事が必要で、いくらくらい費用が掛かるのかをご紹介していきます。

エコキュートの配管工事は、エコキュート本体の配管交換や修理の場合と、ヒートポンプの配管を交換・修理するケースがあります。どちらも大体の耐用年数は10年ほどとなっており、経年劣化で交換することが一般的です。

エコキュートの配管工事を行う場合、どの配管を交換するかによっても異なりますが、大体1万5千円~5万円ほどと考えて良いでしょう。

配管工事には、配管を修理するものと交換するものがありますが、それぞれの部品によって値段が異なることと、状態によっては配管以外の部分の修理も必要になるため、一度見積もりをもらうことがおすすめです。

まとめ

ここまで、エコキュートの配管から水漏れを起こしている場合に、どのように対処をしたらよいか、応急処置の方法などをご紹介してきました。

エコキュートの配管から水漏れをしている場合、多くの原因が経年劣化によるものですが、経年劣化を防ぐために定期的な点検やメンテナンスがおすすめです。

もし、配管から水漏れをしてしまった場合には、今回ご紹介した応急処置を行い、プロの業者へ出ているエラーコードなどをメモしてから相談しましょう。水漏れの問題をそのまま放置していると、かえって修理が高くなるので注意が必要です。

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