仕事や家族との旅行などで、長期的に家に帰ってこない時もあるでしょう。そういった場合にエコキュートの電源は落としておいた方が良いのか、電源は付けたままで良いのか分からないという方も多いことでしょう。今回は、旅行や出張など長期不在中にエコキュートは、どうしたらいい？についてお伝えします。

長期不在中にエコキュートはどうするべき？

エコキュートは、夜間の電気料金が安い時間帯に作動し、お湯を沸かす給湯システムです。
毎日、必要なお湯を沸かすことになるため、長期不在をすることになれば、その期間もシステムが動き続けてしまうので、水や電力の無駄づかいになります。

また、貯湯タンクに水が溜まったままでは、水垢などの不純物が浮遊してしまい汚くなります。そして、ご帰宅後にそのお湯を使うことになれば、不衛生極まりありません。

従って、長期間ご自宅を空ける場合には、貯湯タンクの水を全て抜き、電源を切ってから出かけることをおすすめします。

特に注意が必要なのが、冬場や寒冷地ではタンク内に水を残したまま電源を落として、出かけてしまうと、ヒートポンプなどの配管の水が凍結してしまう恐れがあります。配管の破損・破裂の原因にもなりますので、長期不在する場合には、必ずタンク内の水を抜き電源を落とすということを忘れないでください。

長期間じゃなくて一週間程度の場合は？

1ヶ月や2ヶ月といった海外出張などの場合は前項の方法を行えば良いのですが、一週間程度の場合にはどうするべきか？悩まれるのではないでしょうか。

これは、一週間程度でも同様の対策を講じるべきだと言えます。
しかし、たった1習慣程度やそれより短い期間の出張や旅行の場合に、そこまでしたくはない。という方も当然いらっしゃいます。そういった場合には、メーカによって備わっているかは異なりますが、「沸き上げ休止機能」といった機能を利用することをおすすめします。

これは、出かけている期間中は沸き上げを休止させ、帰宅日が決まっていれば、その帰宅する日程に合わせて沸き上げを行うことができますので、帰宅してすぐにお風呂に入れるなど給湯システムを利用できる機能となります。

出張が多い方などは、このような機能が備わっているエコキュートを導入するのもおすすめです。

まとめ

仕事や旅行などご自宅を長期間空けなければならないという方にとって、エコキュートの取り扱いに迷うといったケースは多いことでしょう。一週間以上ご自宅を空ける方は、貯湯タンクの水を抜き、電源を落としてから出かけることで、無駄な電力や水を使う事もありませんので、省エネ・衛生面を考慮すると、この方法がオススメとなります。