エコキュートを導入を検討している方の中には、エコキュートから発せられる音がうるさいや騒音トラブルなどの記事を目にしたことはありませんか？今回は、騒音トラブルが起こる？エコキュートから発せられる異音についてお伝えします。

エコキュートはうるさい？

エコキュートが発する音は40dB程度とされています。
これは、図書館の館内や深夜の市内といったレベルの数値ですので、聞き耳を立てなければ気にならないほどの静かな音なのです。
従って、エコキュートがうるさいや騒音トラブルに繋がることはないでしょう。

ただし、ヒートポンプユニットから発せられる低周波音が問題になっている可能性は否定できません。ヒートポンプユニットから出る音は、12.5Hz程度の低周波音です。

低周波とは、音の高さが低い音で人の耳で聴こえないこともあるくらいなのですが、体内がその周波音に反応し、不快を感じる事もある異音なのです。ただし、この低周波に影響を受ける方も個人差があるので、まったく影響を受けない人とうるさいと感じる人がいるため、設置して不快と感じる可能性はゼロではありません。

エコキュートの異音を抑えるには？

ご自身がエコキュートを設置したことでうるさいと感じるのであれば、ヒートポンプユニットの設置場所を変えてみるといった手段を取れます。

寝室から15m以上離すや、ヒートポンプユニットの前に物を置かないようにするといった方法を行うことでも、被害を最小限に抑えられます。

また、近隣からの苦情が出た場合には、防音壁を設置したり、防振ゴムなどを設置するといった方法を取り入れることで、騒音が軽減されることもあります。

エコキュートという製品は、節電・節約できる省エネ製品としても役立ちますし、自然災害の際にも生活用水が利用できるといったメリットがあります。騒音を気にして設置を諦めるのではなく、しっかりとした対策を講じる事も大切なのです。

まとめ

エコキュートの騒音問題の多くは、低周波が原因となっているケースが多いと言われています。この低周波への影響は個人差を伴うため、自分は大丈夫でも他人はダメなど、トラブルに発展して初めて気が付くことでもあります。そのため、苦情を申し立てられた際には、すみやかに対応することが重要です。ご自身で対処・対策を講じるのが難しいようであれば、定期点検などのメンテナンスを行ってくれる専門業者に相談することをおすすめします。